『上と下』

あの人は、私にとって上の人。
この人は、私にとって下の人。

上の人。
下の人。

何事にも上と下があるんだよね。
勉強、仕事の出来具合、家柄、身長、そのほか様々まで。

でも、さ。
そんな事ってくだらないんじゃない？

だって、上を見たって限りがないし、下を見たって限りがない。
じゃあ、どうすればいいって？
そんなの簡単じゃない。

自分は自分なのよ。
つまり、上も下もないの。

自分だけを見ていればいいってコト。
ああ、でもさ。

時には、上とか下を見たって構わない。
だけど。

やっぱり、自分は自分なのよ。
大丈夫！

自分は自分の中で一番なんだから！
最高なのよ！
だから、落ち込まないで。
自分はこの世で立った1人なんだから。

自分の中に、上も下もないの―――。